那么,履行诺言,今天起本博的天声人语也将由某自己来继续翻译,来源是日语原版…旨在翻译中学习日语,了解日本。翻译为主观判断与理解的产物,难免出现纰漏,读者若有意见及建议不妨告诉某,加以改进。
每小段下面,某也列出对于自己来说较难或未学习到的词汇、表达等等。
此外,也正式开始加入沪江天声人语翻译小组的活动,共同提高。
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【2008年12月7日(日)付】
亡くなった評論家の加藤周一さんは、67年前のあす、日米が開戦したとき東大の医学生だった。半生を回想した『羊の歌』(岩波新書)で、〈周囲の世界が、にわかに、見たこともない風景に変わるのを感じた〉と心境をつづっている▼それは、住み慣れた世界と自分とをつなぐ糸が突然切れたような思いだった、という。高揚と無縁だったのは戦争の行く末が想像できたからでもあろう。帰って母親に先行きを聞かれ、「勝ち目はないですね」と吐き捨てるように答えたそうだ ▼そして迎えた8月15日には、〈もし生きるよろこびがあるとすれば、これからそれを知るだろう〉と思った。医者として東京大空襲の悲惨を目の当たりにし、人間として戦争の不条理を考え続けた。厳しい怒りに、そのリベラルは根ざしていた▼4年前、作家の大江健三郎さんらと呼びかけてつくった「九条の会」も、深い怒りの根から咲いた花だ。花は種子を飛ばし、平和憲法を守ろうという草の根グループを全国に広げている▼長く本紙に連載した「夕陽(せきよう)妄語」は7月が絶筆になった。最後の回に、何事も逆(さか)さまに眺めるクセのある、話し好きな「さかさじいさん」なる隣人を登場させている▼むろん、ご本人の分身だろう。国民が下にいて、雇われた役人や政治家が上で威張る国は、民主主義を逆さに吊(つる)したもの。もう一度逆さにするほかない、などと「じいさん」は言うのである。夕陽とは老境のたとえでもある。妄語どころではない多くの宿題を今の世に残して、「知の人」は旅立って行った。
【天声人語2008年12月7日 评论家加藤周一逝世】
translated by Reverie
▼亡くなった評論家の加藤周一さんは、67年前のあす、日米が開戦したとき東大の医学生だった。半生を回想した『羊の歌』(岩波新書)で、〈周囲の世界が、にわかに、見たこともない風景に変わるのを感じた〉と心境をつづっている。
已经过世了的评论家加藤周一先生在67年前的明天,也就是日美开战时是东京大学一位医学学生。在回忆前半生的书《羊之歌》(岩波新书)中,写到了如此心境『我感到身边的世界突然变得认不出了』。
67年前,也就是1941年12月8日,日美爆发太平洋战争。羊之歌为加藤周一先生1968年所著的书籍。
綴(つづ)る:1、写、作(文章) 2、点缀
▼それは、住み慣れた世界と自分とをつなぐ糸が突然切れたような思いだった、という。高揚と無縁だったのは戦争の行く末が想像できたからでもあろう。帰って母親に先行きを聞かれ、「勝ち目はないですね」と吐き捨てるように答えたそうだ。
那是自己和已经习惯的世界相连接的纽带被切断的感想吧。(爱国热情的)高涨以及(与战争的)无缘也是因为能够想象到战争终结的原因吧。回到家后被母亲问及战争的未来,据说回答道:“没有胜算吧。”
这里的补译参考了小组内 luo_nannanさん的翻译。
繋(つな)ぐ:1、系、栓 2、连接 3、维系
高揚(こうよう):1、发扬 2、高涨
無縁(むえん):无缘、没有关系
先行き(さきゆき):1、将来 2、前途
▼そして迎えた8月15日には、〈もし生きるよろこびがあるとすれば、これからそれを知るだろう〉と思った。医者として東京大空襲の悲惨を目の当たりにし、人間として戦争の不条理を考え続けた。厳しい怒りに、そのリベラルは根ざしていた。
在接着迎来的8月15日,他想着“如果活着能感受到快乐的话,那今后就会明白的吧。”他作为医生目睹了东京大空袭的悲惨境况,作为普通人持续思考着战争的不合理。在如此严酷的悲愤中,向往自由的想法扎下了根。
1945年8月15日,日本宣布无条件战败。
不条理(ふじょうり):不合理、没有道理、不合逻辑。
リベラル:[英] liberal 自由的、自由主义的
根(ね)ざす:生根
▼4年前、作家の大江健三郎さんらと呼びかけてつくった「九条の会」も、深い怒りの根から咲いた花だ。花は種子を飛ばし、平和憲法を守ろうという草の根グループを全国に広げている。
4年前,与作家大江健三郎等人一同呼吁组成的『九条之会』也正是这深刻愤怒之根所开出多的花朵。花开飞洒种子,守护和平宪法的称作草根小组也正在全国扩大着。
呼(よ)びかける:招呼、呼吁
▼長く本紙に連載した「夕陽(せきよう)妄語」は7月が絶筆になった。最後の回に、何事も逆(さか)さまに眺めるクセのある、話し好きな「さかさじいさん」なる隣人を登場させている。
长期连载在本报上的『夕阳妄语』在7月份成为了绝笔。在最终回中,有位面对任何事情都抱以颠倒目光看待癖好、爱说话的『颠倒爷爷』的邻居登场了。
逆(さか)さ:颠倒、相反
▼むろん、ご本人の分身だろう。国民が下にいて、雇われた役人や政治家が上で威張る国は、民主主義を逆さに吊(つる)したもの。もう一度逆さにするほかない、などと「じいさん」は言うのである。夕陽とは老境のたとえでもある。妄語どころではない多くの宿題を今の世に残して、「知の人」は旅立って行った。
自不用说,一定是他本人的分身吧。“国民位于底层,而被雇佣的官员、政治家却在上装腔作势,只是将民主主义颠倒黑白而已。也只有再颠倒一次了”爷爷如此说到。夕阳有着比喻老年的含义。『智者』将诸多的功课而非妄语留给当今的世界,便启程去向远方了。
吊(つる)す:吊、挂
旅(たび)