还是懒了好久,似乎已经拖到差2个星期了 囧
这几天争取每天能翻上两篇,学习不坚持就没有意义啦。。。
【2008年12月14日(日)付】
今年90歳になった脚本家の橋本忍さんが、週刊朝日で父親の思い出を語っている。芝居の好きな人だった。地方の町で小料理屋を営みながら、年に何度か芝居の公演をやっていた▼ところが「忠臣蔵」は意に染まなかったらしい。「一人で47人を斬(き)る話なら面白いけど、いい若い衆らが47人かかって年寄りを一人斬って何が面白いのか」と言っていた。既成の価値観にとらわれない見方に、少年だった橋本さんは感じ入ったそうだ▼その討ち入りから今日で306年になる。橋本さんの父君のような人は珍しいらしく、芝居の人気は衰えない。今年で千年の「源氏物語」が国宝的物語なら、「忠臣蔵」はさしずめ国民的物語といったところだろう▼天下の敵(かたき)役は吉良上野介だが、擁護する人もいる。菊池寛は小説「吉良上野の立場」を書いた。炭小屋に隠れた吉良が「これで討たれてみい、末世まで悪人になってしまう」「わしの言い分は、敵討ちという鳴り物入りの道徳に踏みにじられる」などと悲憤するのは、理のない話ではない ▼赤穂の側にも悪役はいる。仇(あだ)討ちに加わらなかった「不忠者」たちだ。大石内蔵助と対立したという大野九郎兵衛などは散々な描かれようだ。事情も言い分もあっただろうに、善玉悪玉のレッテルはいつの世も容赦がない▼〈熱燗(あつかん)や討入りおりた者同士〉。川崎展宏さんの句は、忠臣蔵を詠みながら、どこかサラリーマンの哀感に通じている。多くの日本人が折にふれてそれぞれの忠臣蔵を思う。元禄師走の出来事も、源氏に負けずに国宝的である。
【天声人語2008年12月14日 假名手本忠臣藏】
▼今年90歳になった脚本家の橋本忍さんが、週刊朝日で父親の思い出を語っている。芝居の好きな人だった。地方の町で小料理屋を営みながら、年に何度か芝居の公演をやっていた。
今天已至90岁的剧作家桥本忍先生,在周刊朝日上说到对父亲的追念,他是喜欢戏剧的人。一边在地方小镇上经营着小饭店,每年都要参加几次戏剧的演出。
おもい‐で【思い出・想い出】オモヒ‥
(オモヒヅの連用形から)
①前にあった事柄で深く心に残っていることが思い出されること。また、その事柄。また、そのきっかけとなるもの。源氏物語総角「空しくなりなん後の―にも」。「初恋の―」「―の品」
②後々まで思い出しても楽しくなること。また、そのさま。日本永代蔵4「―なる人心」
▼ところが「忠臣蔵」は意に染まなかったらしい。「一人で47人を斬(き)る話なら面白いけど、いい若い衆らが47人かかって年寄りを一人斬って何が面白いのか」と言っていた。既成の価値観にとらわれない見方に、少年だった橋本さんは感じ入ったそうだ。
然而当时他却对《忠臣藏》却没多大兴趣,说道:“如果是一个人砍47个人的话还倒挺有趣,而47个年轻人去追杀一个老头哪里有趣了?”对这不拘泥于现有价值观的看法,还是少年的桥本深深佩服。
○意に染まないいにそまない
自分の考えや思いと合致せず、気に入らない
とらわ・れる【捕らわれる・囚われる】トラハレル
〔自下一〕[文]とらは・る(下二)
①とらえられる。つかまる。めしとられる。日本霊異記中「罪無くして―・る」
②因襲・伝統・固定観念などに拘束される。「目前の利益に―・れる」「しきたりに―・れない」
かんじ‐い・る【感じ入る】
〔自五〕
深く感じる。すっかり感心する。「ほとほと―・りました」
▼その討ち入りから今日で306年になる。橋本さんの父君のような人は珍しいらしく、芝居の人気は衰えない。今年で千年の「源氏物語」が国宝的物語なら、「忠臣蔵」はさしずめ国民的物語といったところだろう。
这样突入敌营的故事到今天已隔306年。像桥本先生父亲那般见解的人也是凤毛麟角,(这故事改编的)戏剧才会长盛不衰。如果说距今已有千年的《源氏物语》是国宝的话,《忠臣藏》也能算当前具有国民价值的故事了吧。
うち‐いり【討入り】
攻め入ること。襲撃。「義士の―」
▼天下の敵(かたき)役は吉良上野介だが、擁護する人もいる。菊池寛は小説「吉良上野の立場」を書いた。炭小屋に隠れた吉良が「これで討たれてみい、末世まで悪人になってしまう」「わしの言い分は、敵討ちという鳴り物入りの道徳に踏みにじられる」などと悲憤するのは、理のない話ではない 。
虽然剧中吉良上野介是人民公敌,但也不乏拥护者。菊池宽有著小说《吉良上野的立场》。藏身在烧炭小屋中的吉良悲愤地说到:“正由于他们的征讨,他才成了千古罪人。”“让我说,他不过就是哪些被称为『报仇雪恨』大肆宣扬的道德大旗下所蹂躏的牺牲品。”的确这番话也不无道理。
かたき‐うち【敵討】
①主君・近親・朋友などの仇あだを討ち果たすこと。江戸時代に最も多かった。仇討。復讐ふくしゅう。
②転じて一般に、恥辱をすすぐことをもいう。「このあいだの―だ」
⇒かたき【敵】
なりもの‐いり【鳴物入】
①歌舞・演劇などで鳴物を入れて調子を取り、またはにぎやかにすること。
②転じて、物事におおげさな宣伝などを伴うこと。「―で吹聴する」
ふみ‐にじ・る【踏み躙る】
〔他五〕
①ふみつけてこなごなにする。ふみあらす。蹂躙じゅうりんする。図書寮本類聚名義抄「蹂躙じゆうりんとフミニシテ」。「花壇を―・る」
②人の体面・面目などをつぶす。「好意を―・る」
▼赤穂の側にも悪役はいる。仇(あだ)討ちに加わらなかった「不忠者」たちだ。大石内蔵助と対立したという大野九郎兵衛などは散々な描かれようだ。事情も言い分もあっただろうに、善玉悪玉のレッテルはいつの世も容赦がない。
而在赤穗这边也并非没有反派角色。其中就有一些没有加入征讨的“不忠者”。剧中就有刻画和大石内蔵助对立的大野九郎兵衛等人狼狈不堪的情景。然而不管在任何时代都乐于给人贴上善恶忠奸的标签,我想他们也多少有些怨言的心声吧。
あだ‐うち【仇討】
①主君や父などを殺した者を討ちとって報復すること。かたきうち。中世・近世に盛んに行われたが、1873年(明治6)太政官布告により禁止された。「曾我兄弟の―」
②転じて、先の負け戦の恥を、勝ってすすぐこと。「今度の試合で―をするぞ」
ぜん‐だま【善玉】
①江戸時代の草双紙などの絵で、人の顔を丸く書き中に「善」の字を記して善人を表したもの。
②善人の役。また、善人。
↔悪玉あくだま
あく‐だま【悪玉】
①江戸時代に勧善懲悪の意図から作った草双紙の挿絵に、人の顔を丸く書き中に「悪」の字を記して悪人を表したもの。
②悪人の役。また、悪事をする者。悪人。
レッテル【letter オランダ】
①商品に製造会社などが貼りつける紙札。商標。ラベル。
②転じて、ある人物や物事に対する特定の評価。
▼〈熱燗(あつかん)や討入りおりた者同士〉。川崎展宏さんの句は、忠臣蔵を詠みながら、どこかサラリーマンの哀感に通じている。多くの日本人が折にふれてそれぞれの忠臣蔵を思う。元禄師走の出来事も、源氏に負けずに国宝的である。
川崎展宏写的名句“煮上一壶热酒呀同去征讨的同仁们”虽是赞咏忠臣蔵,然而多少和如今的上班族们的悲哀感相通。许多日本人一遇到挫折便开始想起了各自的忠臣藏。元禄12月的的故事也毫不逊色于源氏的国宝。
あつ‐かん【熱燗】
酒の燗があついこと。また、その酒。〈[季]冬〉
しわす【師走】シハス
陰暦12月の異称。また、太陽暦の12月にもいう。極月ごくげつ。〈[季]冬〉
——————相关背景——————
橋本 忍(はしもと しのぶ、1918年4月18日- )は、昭和期の脚本家、映画監督。男性。兵庫県神崎郡鶴居村(現・神崎郡市川町鶴居 )に生まれる。
脚本家の橋本信吾、橋本綾は実子。
**週刊朝日
**『週刊朝日』(しゅうかんあさひ)は、朝日新聞社(2008年4月1日から朝日新聞出版傘下)発行の週刊誌。1922年に創刊され、サンデー毎日と並ぶ、日本の老舗週刊誌。毎週火曜日発売。
忠臣蔵(ちゅうしんぐら)は、
忠臣蔵:堀部弥兵衛と堀部安兵衛 歌川国貞作
- 歌舞伎・人形浄瑠璃(文楽)の演目『仮名手本忠臣蔵』(假名手本忠臣藏)の通称。
- 歌舞伎や演劇・映画の分野で、赤穂浪士の復仇事件元禄赤穂事件に題材をとった創作作品のこと。
江戸時代・元禄14年2月4日(西暦1701年3月3日)、江戸城内の松の廊下で赤穂藩藩主・浅野長矩が高家肝煎・吉良義央に切りつけた刃傷沙汰に端を発する。松の廊下事件については、加害者とされた浅野は切腹となり、被害者とされた吉良はおとがめなしとされた。その結果を不満とする大石良雄をはじめとする赤穂藩の旧藩士47人(赤穂浪士、いわゆる“赤穂四十七士”)による、元禄15年12月14日(西暦1703年1月30日)の本所・吉良邸への討ち入り及びその後の浪士たちの切腹までを題材にとった物語の総称として使われる。
ただし、忠臣蔵は、かなりの演出・創作が含まれており、必ずしも史実の通りではないことに注意しなければならない。
元禄赤穂事件(げんろくあこうじけん)とは江戸時代中期に発生した主君仇討ち事件である。一般には忠臣蔵の名称でも知られるが、この名称は本来、事件を基に脚色した演劇等の総称である。曾我兄弟の仇討ち、伊賀越えの仇討ちと並んで“日本三大仇討ち”と称される。
元禄14年3月14日(1701年4月21日)に江戸城中で赤穂藩藩主の浅野内匠頭長矩が高家旗本の吉良上野介義央に対して遺恨有りとして殿中刃傷に及ぶが、討ち漏らして切腹処分となった。その後、浅野の遺臣である大石内蔵助良雄以下赤穂浪士47士が翌15年12月14日(1703年1月30日)に吉良屋敷に討ち入り、主君に代わって吉良上野介を討ち果たし、その首を泉岳寺の主君の墓前に捧げたのち、幕命により切腹した。この一連の事件を指す。
『全てはwikipediaより』